くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2024年07月27日 (土)

新しい始まり

 今年の日本列島も本当に暑い日が連日のように続いています。人間の平均体温を超える日々は珍しくなくなってきました。何度も書きますが、こまめな水分補給は決して忘れずに続けてくださるようにお願いいたします。
 それにしても「競輪選手」はタフですね。どこからその馬力と言うか、パワーが出て来るか分かりません。仕事柄取材などさせてもらいますが、現役選手で「熱中症」の言葉は聞いた事はありません。他のスポーツをしている方々もそうなのかな?でも元気が一番です。
 さて、先日終了した福井開設74周年記念「不死鳥杯」は、主役である脇本雄太選手が完全Vで地元戦を制覇しました。力を付けた脇本勇希選手(実弟)の先行を、新山響平選手―竹内智彦選手が叩き、その後ろにつけていた単騎の山田庸平選手が先に捲り、切り換えスイッチの脇本雄太選手が最終的に自ら鋭いスピードで圧倒、地元記念6回目の優勝を飾りました。やはり第一人者の底力といったところでしょうか。おめでとうございます。
 次に約八年ぶりの開催になった「熊本競輪・再建記念FⅠ戦」が3日間の日程で開催されました。あの大きな地震が発生して、ひょっとしたらもう無理かも知れないと、皆様は思っていたかもしれませんが、よくぞここまで努力したと、心から感謝するしかありません。その新しいバンクは、今までの滑走路バンクと言われた500mから、コンパクトな400m走路に生まれ変わりました。僕も画面上見た感じでは、結構直線の長さのイメージが残っていると思いましたが、やはり500mとはだいぶ異なります。中団の位置なら十分届きそうな雰囲気に見えました。500mバンクの感覚で良いのかな?結果は、A、S級共に地元選手の優勝で幕を閉じました。A級は、松本秀之慎選手で、S級は、嘉永泰斗選手で8年前には、まだデビューをしていない選手達、改めて熊本の選手レベルの高さを感じ取りました。来年2月にはGⅠ「全日本選抜競輪」も決まっています。「新しい始まり」の熊本競輪場これから楽しみです。僕も現地に行ってみたいな。