2016年12月14日 (水)
セレンの活躍
今年も残すところ、あとわずかとなりました。最近、世の中を見ていて年末のいわゆる世間の慌ただしさが余り感じられないのは、景気が反映しているのかも知れませんね?
今の競輪場の状況は、ファンの年齢層が全国的に上がり、現在はキャリア30年、40年を超えるお客様が目立って来て、昼間の開催は確実に売り上げが低迷している状態です。しかし、夜開催のナイターやミッドナイトは、年齢がかなり若い人が利用してくれて安定した数字を残しています。私も競輪ファン時代を含めてキャリア40年近くになりますが、昔は競輪選手と並行して若い世代のお客様も多く見られましたが、やはり時代の流れやレジャーの多様化・遊びの種類が増えたのが売り上げ低迷の要因でしょうかねー。これで今、噂の「カジノ」が出来る様になれば・・・?もっと変わるかも知れませんね。でもギャンブルの競走で一番面白いのは「競輪のレース」だと私はずっと思っております。これからも競輪をよろしくお願い致します。
さて、話題は変わりますが今月6日に終了した岸和田記念で、地元大阪の「古性優作」選手が脇本雄太の先行を目標に、最終的に番手捲り気味に発進して記念初優勝を達成致しました。元々彼は、自在な戦法が持ち味で器用なタイプで、むしろ優勝をするのが遅かったぐらいの印象です。でも、これで一つの目標を達成しましたので、来年はもっと活躍する予感がします。これからは、近畿の有望株の一人は間違いの無いところです。
その古性と100期同期生の高知「宗崎世蓮(そうざき せれん)」が新年1月から待望のS級昇格を決めました。今年前半の活躍で、デビュー6年目ぐらいでの上位戦挑戦となります。先日、彼にお会いしてお話をする機会がありましたので、この話題をお伝え致します。彼の戦法は、ほぼ先行一本のスタイルを貫いています。S級緒戦は1月14日~17日の大宮記念に決まり、同じ高知からは「佐々木則幸、野本翔太」も同時配分の予定で、「偉大な先輩達と走れる事は光栄です。勿論一緒に走れると先行勝負します」と言ってくれました。「でも、昨年後半は余り良くなかったので2期連続のS級確保は難しいかも知れませんが、その分S級で活躍すれば、又、戻れるかも知れませんので頑張ります」との事です。
今年は、あと13日~15日の小松島モーニング、22日~24日の久留米ナイターとA級の競走が残っていますので、ここで頑張って良い成績を残して、来年の新たな挑戦と行きたいところですね。
前述の古性選手と同じ適性出身の競輪選手「セレンの活躍」に注目してみたいところです。