くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2021年02月12日 (金)

S級特別昇級

    先月の開催は新型コロナの影響で1開催が中止となってしまい、2月は通常通り開催が行われる予定です。高知競輪は今月8日~10日(既に終了)と24日~26日で「グッドモーニング900・モーニング7」を実施します。また15日~17日はFⅠ(第16回坂本龍馬杯・第44回スポーツニッポン杯争奪戦)もありますので今月は3つの開催を行います。「グッドモーニング900・モーニング7」は朝の9・00に発走し、11・00過ぎにはレースが終了するミッドナイトの朝版と言った所であっと言う間に終了。その後は各場外の発売となっております。おかげさまで売上も順調に結果を出しました(これもネット投票の影響かな?)。
 8日~10日のA級1・2班戦では、高レベルの選手達が争い連日白熱の攻防戦となりました。優勝を決めたのは117期「青柳靖起(あおやぎ こうき)」(以下敬称略)の完全優勝でした。初日は強烈な風の中で力強く逃げ切り、準決勝も最終ホーム主導権で一旦は叩かれる場面もありましたが踏み直し粘り込んで連勝。そして迎えた決勝戦は展開細かくなり、しかも単騎のメンバー構成でしたが冷静に動き3番手の位置を取りきり直線14秒2の好タイムで快勝。これで前回の武雄戦に続いて6連勝を決めて次回の開催に「S級特別昇級」を賭ける事になりました。昨年の11月にチャレンジ戦9連勝達成後、A級昇格も好調な動きで次回の競走結果が非常に楽しみになりました。是非達成してもらいたい気持ちです。そしてこのレース逃げて2着に粘り込んだ115期「寺沼拓摩(てらぬま たくま)」の先行力も相当な物です。高知は初登場でしたが、連日果敢に勝負して予選、準決勝とパワー発揮を見せ押し切り勝ち。決勝戦も徹底先行振りを発揮して惜しくも準優勝でしたがむしろ青柳と遜色の無い動きでした。彼も近い将来は上位戦での活躍が期待できそうです。実績上位でもありました地元「篠原龍馬」選手、「山本奨」選手の四国、中国ラインの連携作戦も人気を集めていましたが今回は余り目立たない結果となってしまいました。以前にも明記したと思いますが今の113期、115期、117期の新鋭達は本当に強いです。このまま継続していくなら来年の今頃はGⅠのタイトルも取れる選手が続々と現れそうな感じですね。これでコロナの方はは消滅してくれないかなあ!!