くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2021年03月29日 (月)

決まりました

 年々桜の開花も早くなって、このままだと3月いっぱいで散ってしまいそうな様相です。例年早い高知県でも、もうピークは過ぎた印象です。 そんな中2月の全日本選抜競輪GⅠに続いて、今年2回目のビッグレース「ウィナーズカップ」GⅡ戦が松阪競輪場で行われました。レース周回中は入れかわり立ちかわりの展開となり、南関東-深谷知広-郡司浩平の前受けを、勝負所外から抑えた古性優作-稲川翔の近畿勢がインを切って先頭。そこを高橋晋也が叩くと連携の守澤太志が離れてしまい、追い上げてきた松浦悠士-清水裕友が一旦番手に嵌りすかさず捲り、ゴールは清水が交わして優勝。2着には6番手あたりから鋭く伸びた古性となり、松浦が3着となりました。結局後方に下がった深谷-郡司は巻き返せず。単騎で攻めた山田英明は4着となりました。昨年後半からは競輪祭、全日本選抜と郡司がタイトル制覇と今年は彼が中心になるかなと思われましたが、やはり山陽コンビ松浦、清水が相前後しての連携は魅力いっぱいでレース駆け引きも上手ですから、これからも両者の活躍は見逃せない所ですね。
 最終日には「ガールズケイリンコレクション」も行われ、女王児玉碧衣が豪快な捲りを見せて人気に応えました。これでデビュー以来最速となる通算100回目の優勝を飾りました。これは凄い記録です。レースは佐藤水菜、坂口楓華の前受けの形を冷静に見極めた児玉が快勝。鈴木美教はここを追えず坂口、佐藤が2、3着となり最終1コーナー辺りで梅川風子と高木真備が落車で、石井貴子は車体故障となりました。ガールズ戦はしばらくは児玉の時代が続いていきそうな予感がします。
 最後に高知競輪場では久し振りにビッグレース【全日本選抜競輪】の開催が決まりました。過去にはオールスターが2回、全日本選抜は1回開催されており、今回で4度目となります。日程はちょっと先になりますが、2023年2月23日~26日となっております。もう高知では無いものだと思っていましたが、関係者の努力が実りました。この場を借りて御礼申し上げます。