くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2021年09月29日 (水)

119期生も強い

 先日「第37回共同通信社杯GⅡ」が岐阜競輪場で実施され、地元新鋭の「山口拳也・117期生」が並み居る強豪のSS班平原康多、新田祐大、守澤太志、清水裕友、郡司浩平らを相手に痛烈な捲りを決め、史上最速(479日)でのビッグレース優勝を達成しました。沈着冷静の落ち着いた運びは度胸満点で、「深谷知広」の記録をあっさりと塗り替えてしまいました。これで獲得賞金も上位圏内にいて「グランプリ出場」の可能性も見えてきました。しかしその前に、「寬仁親王牌」や「小倉競輪祭」のGⅠタイトル奪取もありそうな雰囲気です。是非実現して欲しいと思います。
 さて、117期生よりも今年デビューの119期生はもっと強い印象があります。26日に終了した青森記念最終日に行われた「競輪ルーキーシリーズ2021プラス」。以前にも明記しましたが「徳島・犬伏湧也」が後方からの豪快な捲りで後続をぶっ千切っての快勝でした。松山、別府で連続準優勝の結果があり、まだS級特別昇班に至ってはいません。その隙にと言っては何ですが、同じ四国の「香川・上野雅彦」が真価を発揮して7月チャレンジ戦高知から3場所連続優勝を決めてA級特別昇班。その勢いで武雄、防府、和歌山を無傷の9連勝であっさりとS級特別昇班を達成しました。在所成績は第5位で、素質の高さは折り紙つき。バランスの取れた動きで積極的に仕掛ける動きは好感が持てます。S級初戦は10月5日からの福井FⅠとなっており、勿論十分に活躍はしそうな雰囲気です。師匠でもある福島武士選手も近況は好調な成績で、更に福島の師匠にあたる児玉慎一郎選手も近況は勝ち星が増えています。新鋭上野が原因かな?既に119期生も全国で数名S級昇班選手がいます。このレベルは半端じゃ無く強い。大いに期待大です。