2017年04月28日 (金)
18日に終了しました「開設67周年記念・よさこい賞争覇戦」は、愛知の深谷 知広選手(以下敬称略)が豪快な捲くりを決めて、昨年9月以来の今年初優勝を達成致しました。
今回は、SS班2名が出場(村上 義弘は負傷欠場)で武田 豊樹と浅井 康太が出場しました。何れも決勝進出は成らず残念な結果に終わりましたが、気配は申し分なく次回の京王閣ダービーに向けて万全の仕上がりで、活躍するものと思われます。
その決勝戦は四国・徳島勢の原田 研太朗-小倉 竜二ラインと他で人気が分かれましたが、堂々と人気に応えて深谷が優勝する結末に終わりました。そのレースは細かい展開となり、山本 伸一の単騎のカマシをすかさず仕掛けた取鳥 雄吾-桑原 大志の中国勢、この後位に潜り込んだ井上 昌己-松岡 貴久で連携した九州勢、6番手から先に動いた原田-小倉、8番手から更に捲くった深谷が上がり13.4の好タイムで後続を3車切っての快勝で、マークの芦澤は離れての結果になりました。本人の談話では、まだ納得行く内容では無いとのことですが、この後は函館FⅠ戦を経てこちらも京王閣のGⅠ戦に挑みます。
約3年以上も遠ざかっているGⅠ制覇なるか、そして最大の焦点「SS班復帰?」なるか大いに期待したいところです。
さて、今回地元は4名出場しましたが、その中で3名が勝利を挙げました。一次予選で佐々木 則幸が取鳥の先行を捕え、また、野本 翔太が実質S級特別昇班初デビューの島川を交わして勝ち星を挙げました。そして、掛水 泰範はいわゆる敗者戦でしたが、捲くりと彼には珍しい追い込みで3、4日目は2勝を飾りました。残念ながら今年も全員が準決勝進出は成りませんでしたが、結構頑張ってくれたと思います。これからも各地での活躍を期待しております。
そして、最後にもう一つ、先に明記した「徳島・島川 将貴(しまかわ まさき)109期」もこれから四国の屋台骨を支える重要な選手となりそうです。
同期・同県の太田 竜馬とはちょっと違う先行タイプでダッシュ力はそれほどではありませんが、かなり強靭な粘りが身上で、二次予選では外から叩けずの苦しい展開を耐えて直線伸びてくる離れ業で、S級初勝利を達成致しました。
ズバリ彼は競輪のレースの実践向きのタイプだと思います。今後の期待は大でしょう。