くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2017年06月07日 (水)

雨の宮記念杯

 毎年恒例で仕方のないことですが、今月高知県地方も昨年より少し遅れて7日に、九州から関東甲信までも含めて一斉に「梅雨入り」となりました。これから一ヶ月半余り湿度が高く雨の多い季節となり一年で一番嫌な時期を迎えます。梅雨が終わると今度は真夏となり僕自身苦手な気候です。どうぞ皆様も体調管理に十分お気を付け下さい。
昨年からビッグレースの開催日程がだいぶ変更されましたが、何故か「高松宮記念杯」と11月の「小倉競輪祭」はほとんど変わっておりません。4日間15日(木)~18日(日)で多くの雨が降らない事を祈ります。
 さて、今年のGⅠ3回目となる「高松宮記念杯」は以前実施をしておりました「東西対抗戦」が復活しました。東西対抗といいましても決勝戦まで東西の対決はありませんので、普段は余り見られない東日本、西日本で先行争い、番手勝負がありそうで楽しみです。以前は廃止になった「びわこ競輪場」固定の500バンクの直線長い走路での闘いのみでしたが、持ち回りとなり今年の開催場「岸和田」400バンクでは以前にも増して激しい攻防が見られるかも知れません。
 また、今年は2月取手「全日本選抜」で平原康多が、5月京王閣「日本選手権」では三谷竜生がGⅠタイトルホルダーとなりここで3人目が決まる予定です。もちろん両選手の二度目の制覇もありそうですが、初日の東「青龍賞」、西「白虎賞」の特選シード級の選手が断然有力と思われます。まだ具体的な並びは分かりませんが、関東は平原-木暮安由と吉田拓矢-武田豊樹と分かれるかも知れません。一番長い南関東は石井秀治-郡司浩平-中村浩士の並びになるのかな?東北は新田祐大-渡邉一成で多分決まりで4分戦になりそうです。西は中部深谷知広-金子貴志の師弟コンビに浅井康太が連携するかどうか?近畿は三谷を先頭に稲垣裕之-村上義弘の並びが有力と思われますが稲垣、村上の体調が気がかりです。そして原田研太朗-岩津裕介の並びに九州園田匠が加わるかが焦点です(変更で欠場者が出ましたらご容赦下さい)。なかなか、このメンバーになると狙い的には難しくなりますがタテ、ヨコ自在に動ける東は、郡司に西は浅井辺りの頭車券をお奨めしたいところです。
 そして地元大阪からはタイトルに近い男「古性優作」、2年前の覇者「稲川翔」、安定感のある「南修二」の3選手は何れも上位戦進出が有力なだけに連日狙ってみても面白いかも知れません。「雨の宮記念杯」が今から楽しみです。