くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2017年07月29日 (土)

まずまずかな?

 梅雨が明けて夏本番ですが、今年は各地で猛暑日プラス湿度も非常に高く寝苦しい夜が続いています。気象庁ではありませんが「こまめに水分補給をして適度にエアコンなどを使用して熱中症にならないよう」注意しましょう。
 高知競輪は先日の28日にFⅡ戦が終了いたしました。この7月にデビューした111期男子、112期女子選手も各地で活躍を見せておりますが、12日(水)~14日(金)高松競輪FⅠではガールズ戦が組み込まれており、その中に注目の「太田りゆ おおた りゆ)・埼玉」がここ高松でデビュー戦を迎えました。適性出身の彼女ですが、レースでは反応の良い動きと鋭いダッシュ力があり、踏み出した瞬間には他の選手が止まって見える程の瞬発力で軽く3連勝を飾りました。有力な先輩選手の出場は無かったこともありましたが、物の違いを見せた一戦でした。残念ながら次走函館戦は準決荒牧聖未、決勝戦高木真備に敗れてしまいました。でも動きは良好でこれからの期待は大きいでしょう。個人的には8月5日(土)~7日(月)にも高松の実況放送をさせていただきますが、ここでも在校成績3位「梅川風子(うめかわ ふうこ)・東京」が出場予定です。彼女は徹底先行を貫くタイプで2走目の京王閣準決の1勝のみですが、果敢に攻める姿勢は好感が持てる選手です。小林優香、荒牧、石井貴子(千葉)、同期太田美穂と強敵目白押しですが、好走に期待したいところです。
 さて、28日終了のレースではA級は「佐々木豪(ささき ごう)109期」が捲りで制覇し、チャレンジ戦でも「今野大輔(こんの だいすけ)111期」が最終ホームからカマシ先行で押し切り、共に愛媛の選手の優勝で幕を閉じました。その愛媛県の111期生は下馬評の高い選手が多くこの在校8位の今野も3戦消化して奈良、高知と6連勝を決めて8月2日~からの松阪戦で特別昇班を目指します。又、在校6位の門田凌(かどた りょう)に在校9位の松本貴治(まつもと たかはる)もデビュー以来無傷で勝ち上がっています(29日現在)正にハイレベルな選手だけに将来が非常に楽しみです。そして地元高知からはこの開催に田尾駿介(たお しゅんすけ)と今村麟太郎(いまむら りんたろう)の2名が参加して共に決勝進出を決めました。田尾は初日逃げ切り勝ちで初勝利を決め今村は2日目準決勝を好タイムでデビュー2勝目を飾りましたが、決勝戦は今村-田尾で連携しましたが、捲り届かずの結果に終わりました。評価的には「まずまずかな?」次回からの力走に期待しましょう。