くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2016年08月01日 (月)

優勝おめでとう

毎日、暑い日が続く南国土佐、いよいよ今月は高知県最大のイベント「よさこい祭り」が開催されます。日程は9日(火)の花火大会が前夜祭となり10日(水)~11日(木)が本番で12日(木)が優秀な成績のチームが演舞する全国大会(後夜祭)が行われます。年々熱気を増し白熱した踊りが繰り広げられて、高知市内の各会場は毎年盛り上がっております。毎年ですが、この時期は花火大会による入場規制のため高知競輪場の開催はできないことになっております。そんな関係もあって7月の末から8月の初めにかけて、高知競輪場でのレースが立て続けに3開催行われました。  まず、7月19日~21日に開催されましたFⅠ戦の決勝はタイトル「土佐の親子鷹杯」にふさわしく、タイトルホルダーの名選手・勉氏のご子息「青森・坂本貴史」が勝負所で上手く番手に嵌って直線追い込み、今年3回目の優勝を飾りました。最近は自在な戦法も身に付け、現在の格付けは2班ですが正に快勝のゴールでした。今後も大活躍しそうな予感がします。  そして、27日~29日はFⅡ戦でしたが、なかなか各クラスにレベルの高い選手が揃って白熱した攻防が見られました。まず、A級チャレンジ戦は前回も明記しましたが、地元の新人「山本拳也」がデビュー2戦目で完全優勝を決めました。本人は「調子も体調も良かったので自信は有りましたが、内容的に満足していない」そうで、次回の地元戦で配分が来た時は、もっと内容のある競走を見せたいそうです。  ガールズ戦は「東京・奥井迪(おくい ふみ)」が下馬評通りの強さで、彼女も完全優勝を達成致しました。でも、今回は持ち味の「徹底先行」では無く、捲くりに回っての勝利でした。本人の談話では「やはり私は先行が持ち味ですから、先行で勝って行きたい」との事です。高知は成績的には6連勝と負け知らずでしたが、今度来たときは三日間逃げ切りで勝ちたいとの雰囲気が見えました。ガールズ最強のパワーは健在だけに、各地で好走は間違いないでしょう。そして、最後はA級戦22~23年ぶりにA級の競走となった「徳島・小川圭二(おがわ けいじ)」が、初日特選と決勝戦で地元 山中貴雄の後ろから直線いぶし銀の切れ味でVをゲットしました。元々、高知は得意バンクの一つで、やはりS級で戦った実績はダテではありませんでした。完全優勝とは行きませんでしたが「次回は又S級で走るので、来年の記念には是非呼んで下さい」との事でした。  今回は、7月開催分の頂点の選手の話題でした。本当に「優勝おめでとう」ございます。   注:7月31日~8月2日ミッドナイト開催については、8月1日執筆時点現段階では結果は出ておりません。