くっさんの切磋琢磨 ~高知競輪アナウンサーブログ~

2024年06月29日 (土)

権利を獲得しました

 6月も終わりが近づいて毎日湿度の高い日々が続いております(沖縄は明けましたが)。梅雨は今がピークですね。
 さて、毎年雨の宮杯として有名な「高松宮記念杯」、今年は6日間ともお天気に恵まれまして殆どが晴れての日程でした。こんな事は今まで記憶にないような気がします。その決勝戦ですが、南関東神奈川作戦が見事に決まり、「郡司浩平」選手の先行を番手から捲りを打った「北井佑季」選手が初のGⅠタイトルホルダーとなりました。2着も「和田真久留」選手で、「脇本雄太」選手は叩けずの不利な展開から、「古性優作」選手が落車滑入のスピード発揮で3着(「北井佑季」選手もゴール後落車しましたが)。終わってみれば3連単1番人気の結果でした。また、「新山響平」選手も中団の位置でしたが、俗にいう「ヘビに睨(にら)まれたカエル」状態で、完全に神奈川勢に読まれていましたね!でも、僕の感想では「新山響平」選手は強くなってきました。今後のGⅠ戦で何か取りそうです。
 さて、話題は変わって25日に終了した「久留米記念・中野カップレース」の決勝戦は、ここも九州作戦が決まり「嘉永泰斗」選手の後ろから一旦割り込まれた形から立て直した「山崎賢人」選手が優勝を飾りました。惜しくもパリ五輪出場の選考から漏れてしまいましたが、早くも競輪で結果を残しました。さすがでした。おめでとうございます!!このレースは「森田優弥」選手の動きも光りました。単騎戦ながら持ち味の器用な攻めでの準優勝も1着に値する攻めでした。今後は注目の選手でしょう。そして総合力一番の「松浦悠士」選手は捲り不発の結果でしたが、ここはマークの高知・「田尾駿介」選手 が俊敏に直線内に切り込んで3着と健闘しました。これで小倉競輪祭の出場権を獲得です。期待のグランプリ出場、よく頑張った「田尾駿介」選手、「権利を獲得しました」の話題でした。